大事なのは仲介会社の選択と値付け。会社の姿勢は不動産のPR方法でわかります。
インターネットを活用すれば幅広い層にアピールできる
不動産にもよりますが、スムーズに買主様をみつけられるかどうかは仲介会社のセレクト(選択)だと思います。当たり前のことですが、誠実に対応してくれる会社を選ぶことです。
一般のお客様がどうやって会社を選ぶか。難しいと思いますが、不動産をPRしている方法によっても会社の姿勢がわかるように思います。
さくらの不動産ではインターネットを積極的に活用しています。販売を委託されたらすぐにインターネットのサイトに登録して、不動産の間取りと写真を掲載。窓からの眺めがよかったら眺望の写真など、不動産毎にポイントとなるところを選びます。マンションの場合は分譲当時のパンフレットを入手して活用しています。
スムーズに買主様を見つけるには売出価格が大事です。「相場観」がわれわれの生命線。「少しでも高く売りたい」のが人情ですが、客観的に不動産を査定して、売れるお値段を申し上げています。
最初の売出価格に失敗すると、半年、1年と売れなくなってしまうことが多いですね。相場からかけ離れた価格でずっと売れないで残っている他社さんの不動産を目にするケースもあります。
売主様の意向で優先されているのかもしれませんが、その不動産を販売している仲介会社は本来すべき仕事をしているのでしょうか? 売主様の希望とはいえ、本当に売主様のためになっているのでしょうか? われわれは、結果として売主様に喜んでいただけるように、誠実に仕事と向き合っています。
買主様の立場になって住まいを整理整頓しておくこと
売主様によく申し上げているのは、「逆の立場、買う側の立場になって考えてください」ということです。「何件か見学した中で1つの不動産を選ぶのはなぜでしょうかね」って。「同じような値段だったら、きれいな方を…と思うのは当然でしょう」と。そう言っても聞かない人もおられますけど(笑)。
ピカピカに磨き上げる必要はありませんが、ある程度は整理整頓しておいてほしい。案内時を考えて目立つ部分はきれいにしておいていただきと思います。住まいをきれいにされていることで、売主様の「気持ち」が伝わり、好印象につながるんだと思います。