いくらで売り出すか、最初の値付けが大事なポイントとなります
売り出して1,2週間が勝負です。1ヶ月売れない不動産は長期を覚悟すること
スムーズに買主様を見つけるためには、いくらで売り出すか、最初の値付けが大事なポイントになってくると思います。
売却を希望しているお客様は、家に入ってくる新聞のチラシを見て、「うちも○○○○万円くらいで売れる」と思って問合せされます。でも、チラシに掲載されている価格と実際に契約された価格は違います。チラシの価格が相場と違うことをご存じないんですね。
今、都心部では、どんな不動産でも出せば売れる「ミニバブル」状態にあります。不動産会社が買取るケースも多く、中には相場より高く売れる不動産もあります。 でも、そういったケースはごく一部。不動産は、売出価格を相場に近づけないと、売却できません。成約価格はチラシに書かれている価格より低いということを知っておいていただきたいと思います。
データを元に相場のご説明をしても、「もう少し高い価格で売り出してほしい」とおっしゃられるお客様が多いですね。その気持ちはよくわかりますが、相場からかけはなれると反響が1件もとれないことがあります。チラシをまいたり、オープンハウスをしたり、打つ手をすべて打っても反響がない場合は、販売価格を下げざるを得ません。
1カ月間売れなかった不動産は、その後販売価格を相場に近づけて下げても契約に至るまで時間がかかる場合が多いように思います。売り出した直後、1、2週間内は広告として目新しさがあります。その期間が反響を取る大切な時期といえます。これから売却を依頼されるお客様は、担当の営業マンによく相談した上で、最初の売出価格を決めることをおすすめします。